近距離ロマンス



期待しちゃいけない、ってきめたんだよ。


あたしは心の中で”うれしい”を押し込めた。





「て、いうか」





あたしは松本の腕をはなして、石田先輩に近寄った。





「すいません!だいじょぶですか」


「あ、うんだいじょーぶ」





石田先輩は服についたゴミをはらって立ち上がろうとした。


< 90 / 200 >

この作品をシェア

pagetop