教師とホストのマジな恋
流星はお風呂から上がりご機嫌だった。


流星が楽しそうだと私も嬉しい。


「来週三日間の休みがあるから、二人で温泉行こう。」


笑顔の流星も素敵だ。


「うん、楽しみにしてる。」


本当はかなり嬉しかったんだ。


「あ、今から出掛けようか。」


「みやは何処へ行きたいの。」


ううん、別に行きたい所はないけど。


どこでもいいから、流星と出かけたかった。


流星と今一緒にいる事を記憶に残して置きたい。


仮に流星がいなくなっても、私が覚えていればいいのだから。

そんな不吉な事を思ってしまった。


流星はこんなに近くにいると言うのにね。







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