教師とホストのマジな恋
流星はホストの仕事を止めるつもりでいるのか。


そうやって、何でも勝手に決めてしまう。


私は彼女なのに、どうして相談してくれないの。


何も言わない流星が腹立たしい。


「あのさ、俺は明日からみやの学校の教師やるから、一緒出勤して、弁当も頼むよ。」


バカな事が言わないでよ。


どうして、流星がうちの高校教師って、何。


「流星は私をからかっているの。明日から教師って意味が分からないんだけど。」


流星が笑い出した。


笑えませんけど。


「みやの学校の英語の先生が体調不良で休暇とっていて、
あの学校の校長が親父の知り合いだから、俺に話が来た訳。」


そうなんですか、なんて簡単に言えない。


たとえ、それが本当だとしても、断ってよ。


ホストの教師だなんてあり得ないし、もしばれたらどうするの。






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