教師とホストのマジな恋
教室に入るといきなり女生徒たちに囲まれる流星。


何とかしたくても教室のすみに追いやられてしまう。



「神谷先生メアドと携番教えて下さい。」



ちょっといい加減にしなさい。



必死に流星の前に両手を広げて立った。



「授業始めるから、席につきなさい。」



言うこと聞いてよ。



流星が教科書で思いきり机を叩く。


「いい加減しろ。席に着かないなら、授業はしない。」


あんなに騒いでいた生徒が静かに席に着いた。



「いいか何度も言わすな。俺は彼女いるし、高校生に興味はない。おまえらみたいなガキは好みじゃねぇ。おまえらが騒ぐなら、俺は教師を止める。」


かなりはっきりと宣言したけど、大丈夫かな。


流星と目があった。


不味い、慌てて目を反らした。


どうかこのまま授業が進みますように。










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