教師とホストのマジな恋
私は決心して亜衣に電話をした。


そうしないと決心が鈍るといけないから。



「流星を待つの止めようかと思う。流星は過去を忘れたいから、私の事も忘れてしまったと思う。だから、もう流星を待たない。」」



流星を待たないことが流星の為だと本当に思えた。


亜衣は何も答えてくれない。



電話が明良さんに変わっていた。



「雅ちゃんはそれでいいの?あんなに頑張ったのに、もう諦めてしまうのか。」


ごめんなさい。


私が流星を諦める事で流星が幸せになれるなら、それでいいから。


「私もう辛くて頑張れない。流星はヘルパーさんと仲良くしてるみたいだから、私はもう必要ないんだよ。」



明良さんは何も言わなかった。


私が泣いていたから何も言えなかったんだね。


胸が苦しくて、辛い。


流星の事を思うと胸が張り裂けそうだった。


さよなら、流星。









< 216 / 223 >

この作品をシェア

pagetop