教師とホストのマジな恋
こんな場所でお祝いされても嬉しくないし、早く帰りたかった。

麻紀と有子に腕を捕まえられたままで、身動きが取れないし。


離しなさいよ。


「彼女の腕離してあげたらどうですか。」


「手離したら、雅が逃げるから駄目。」


「いいからそこ退いて下さい。」


無理矢理麻紀と有子を退けて、勇気が私の隣に座った。


どう言うつもりなの。


「私に触らないで!」


腰に回した彼の腕をほどこうとすると。


又一人違う男が来た。


「勇気、彼女が嫌がってるから止めなさい。」


私はその男を見た。


ブランド物の真っ黒なスーツを着て、ピンクのYシャツに銀色のネクタイ。


有り得ない格好した、背が高い超イケメンがいた。


亜衣の好きなタイプだと思う。


私は無理、かなり苦手なタイプだ。












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