【完】復讐の元姫
「とりあえず、麗と奈々ちゃんが引っ付いてる間接触は出来ないし。
俺と時雨、梨緒はもうシオの味方だから麗がいなくても話しあえるね」
「凌くん、ダメだったのー?」
「うん。一応説得はしたけど、まだ信じられないって」
「……あ、の」
「うん?どうしたの、シオ」
「さっき、ここに来る前に凌にあって……」
そのとき。
「凌も、味方になってくれるみたいだった」
結構、あっさりと。
彼は、私の味方になってくれると言った。
「じゃあ、説得しなくても大丈夫だね」
「なぁんだ、凌くんも味方なんじゃーん」
「……あとは麗抜きで話しあって、あとから麗に伝えようか。
奈々がいない間なら、麗と話せるし」
……ああ、もう。
泣きそうになるじゃんか。