君と過ごした時間
教室についた私はガラガラとドアを開け
黒板に貼られている座席表を確認し
自分の席につき机の横に鞄を掛ける。




私の席は一番後ろの一番横。
窓際とかラッキー。
鞄から本を取り出し読もうとしてたら




「あ」




突然聞こえてきた声に慌てて辺りを見回す
そして大きく目を見開く




・・・なんで?
そこにはさっきぶつかった男子生徒の姿




『同じクラスだったんですね』



いつもの平然を装い
余裕なフリしてそう答える




彼も最初驚いていたが




「なんか奇跡」と言って微笑む




「俺、朝倉塑羅(あさくらそら)
            よろしく」





    【朝倉塑羅(あさくらそら)】
     身長172cm/性格.人気者
         容姿
    ・ピンクブラウン・ボブ
     右側は編み込まれている
      カッコイイ モテる
    



『月宮華ですよろしくお願いします』




とりあえずこれでいいはず。




「なんで敬語なの?同じ学年じゃん」




と言われたから




『じゃあ敬語なしにする』と言った。




「俺のこと塑羅って呼んで?」




『華でいいよ、嫌なら苗字でいいからね』




適当にそう言う。




「わかった、華!」




ホントに下の名前で呼んでくれたんだ・・・
なんか嬉しいな














< 13 / 37 >

この作品をシェア

pagetop