君と過ごした時間
そう優しく微笑みながら言う蒼に
私はギュッと抱きついた




蒼は目を見開いて
「えぇっ?な、なに?どした?」
  と驚いている。



『だって、蒼が私のこと心配してるって
 言ってくれてすごい嬉しかったんだもん』




「それだけの理由で抱きついたの?」



そうたずねてくる蒼に 
『そうだけど』と答えると




「あんたホント可愛いね」とか言って
頭をなでてくる。



同じ年なのに蒼のがお姉ちゃんじゃん
なんて考えてたのは蒼に内緒
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