君と過ごした時間
「じゃあね!蒼」
『ばいばーい』
蒼とは反対側の道を歩く
今日だけであんな友達いっぱいに
なるとは思わなかった
自分でも驚くくらいだった。
私がクラスで唯一話せる人は
今日女友達で1番最初に知り合った
柳川理穂(やながわりほ)という可愛いこと
塑羅と琉己・・・この3人くらいだ。
「明日はもっといろんな人と話せたらいいな」
気づけば呟いていて家についていた。
「ただいまー」
リビングからでてくるママ。
パパの靴がある。今日は私より帰ってくるの早いな。
そう思いながら2階にある自分の部屋に入る
部屋着に着替えてリビングに行く
パパとママと弟の悠樹(ゆうき)がご飯を食べていた
「華、学校はどうだった?
友達はできたか?」
パパがたずねる
『楽しかった。うん、できたよ』
「あら、よかったじゃない」
「良かったな姉ちゃん」
ママと悠樹も加わる
『悠樹だけには言われたくない』
それだけ言うと残りのから揚げをご飯と一緒に食べた。