君と過ごした時間
風邪とかひいたのかな?
帰り支度してると咲人が私の席に来た
立ったままで何も喋らない
『な、・・・なに?』
「俺と一緒に帰ろうよ」
『え、あ、いいよ』
どうせ今日蒼はバイトだし
1人で帰るつもりだった。
咲人と帰るのも悪くないかなと思った
「なにしてんのー、華」
『今行く~!』
帰り道私は気になっていることを咲人に聞いた
『ねぇ咲人』
「ん~?」
『私の勝手な勘違いだったら
悪いんだけどさ、咲人私の周りうろついてる?』
咲人の足がピタリと止まった・・・。
「うん、なんで?」
やっぱり・・・え、なっなんで?
『いや逆にこっちがなんで?』
「華が気になるから」
『・・・・・』
「ただそれだけの事」
それだけの事って・・・
私からしたら大問題なんですけど・・・。
『それだけのことって・・・』