花のような笑顔
そう付け加えたにも関わらず、狼の機嫌は悪くなる一方で…強引に車に乗せられた。

車の中でも狼の殺気が凄くて、駿さんと潤さんもビビっていた。
 
私は狼が何に対してそこまで怒ってるのか分からなかった。


家に着くまで誰も一言も話さなかったのは言うまでもない。


家に着くと狼は強引に私の手を引っ張り、車から降ろされた。


華『狼、痛いよ。』


そう言っても狼は無視し、私は部屋まで連れて行かれた。

部屋に入ると、その瞬間私は狼に抱きしめられた。
私を抱きしめる手は少し震えていた。
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