花のような笑顔
狼らしいメールにいつも少しほっとする。

メールが来ただけでこんな気持ちになるなんて重症だなー。

そんなことを思いながら足早に校門まで向かった。


校門の前には女の子だらけだった。

その真ん中にいたのは狼。


周りにいるパンダ達に私は嫉妬していた。

でも、あの中に入る勇気はない。

どうしたものか…。


覚悟はしていたのにいざこういうの目にすると不安でしょうがなくなる。


狼は裏切ったりしない。


そんなこと分かっているのに不安になってしまう自分に腹が立った。
< 146 / 240 >

この作品をシェア

pagetop