花のような笑顔
また一人、また一人と喧嘩を売ってくる相手は増えていった。

俺は狂ったようにそいつらを殴っていた。


狼『おい。お前か、ここら辺一帯を荒らしてる奴は。』


その時、威厳のある低い声が後ろから聞こえてきた。

俺はその声に惹きつけられるように後ろを向いた。

俺は目を見開いた。
こんな顔の整ったやつ始めた見た。
黒、黒、黒。

全てが黒いのに何故か…不思議と怖くはなかった。


慎『だったら何だよ…。』


俺は我に返りそう尋ねた。


狼『いい目をしてるな。

名前はなんて言うんだ?

俺は黒崎狼。

黒崎組の次期若頭だ。』
< 176 / 240 >

この作品をシェア

pagetop