花のような笑顔
女なんてみんな同じ。
容姿や地位で寄ってくる奴ばっかだ。

俺はある出来事のせいでもともと女嫌いだったのにもっと嫌いになった。

なのに腕の中にいるこいつを見た瞬間胸が熱くなった。

心がこいつを求めていた。


狼『おい!駿!病院はまだか?!』

駿『もう少しです!!』


病院までの道のりが俺に焦りを感じさせ、イライラさせた。

この女がいなくなってしまう。
そう考えただけで恐ろしいほど怖くなった。

ふっ。これが一目惚れってやつなんだろうな。
俺がまさか女に一目惚れするなんてな。


駿『若!着きました!』

駿のその言葉を聞き、すぐに車を降りて足早で病院に入った。
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