花のような笑顔
理事長の前に立ち思いっきりドアを開ける。

ビクッと驚いて、間抜け顔をした奏を見て苦笑いをする。


華『ごめん、そんな驚くとは思わなかった。』


奏『いやいや、驚くだろ!てかわざとだろ!』


あ、なんだバレてたのか。
まぁいいや、所詮…奏だし。


奏『華、お前なんか失礼なこと考えてるだろ。』


奏がなんだかんだ言ってるけど無視して本題へ。


華『ところで、何のようだったの?』


奏『相変わらず切り替えがはえーな。まぁいいか。いや、半年前ぐらいに一回お前行方不明になってたから心配でな。』


あー…狼たち守って入院してたときか。
あのとき携帯も持ってなかったから奏に連絡するにも出来なかったんだよね。
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