花のような笑顔

狼『俺がお前の名前を知ってるのは調べたからだ。』


駿『勝手に身元を調べてしまってすみませんでした。』


黒崎さんの偉そうな態度には少しイラッとしたけど調べられてまずいものはないので別に良かった。

でもあのことも知られてしまったのだと思うと胸が苦しくなった。


華『あの、黒崎さん。』


狼『狼だ。』


華『狼さ…狼『狼だ。』…狼。』


狼『ん。あと敬語もなしだ。』


華『え、あの…狼『分かったな？』はい。あ、うん。』


狼『ん。それでいい。』


そう言って頭を撫でてきた。
なんか心地良かった。


狼『華、聞きたいことがあったんじゃないのか？』


あぁ、そうだった。