花のような笑顔
私は車から降りたあと、固まってしまった。


狼『華、どうした?』


狼にそう言われてもすぐに反応ができなかった。

何故なら…………


華『でか!!!』


私は我に返り叫んだ。

狼の家は城かってぐらいでかかった。
本当にここは日本なのかと思うぐらいだ。

私のあまりの驚きようを見て、三人は笑いを堪えていた。


華『三人とも!何笑ってんの!』


狼『ははっ。華の百面相が面白いんだよ。』


狼のその言葉に潤さんは納得していた。


華『三人して人を馬鹿にしないで!』


そう少し怒ると悪かったと言って狼は頭を優しく撫でてきた。
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