キラキラ〜不良な君に恋してる〜



「なに?」

「さあ…」



ざわざわと賑やかな私たちのクラスの前の廊下。
皆の視線は、教室の中に注がれていた。

私たちは首をかしげながら人ごみをかき分け中に入る。




「え、あ!」

「…葵くん!」




そこで目にしたのは…。





「どうしたの、その髪!」




黒髪になった葵くんだった。
キラキラした金髪から、つややかな黒髪に変貌を遂げた葵くんは、私よりも早くに教室にいて、席についていた。





「…よう」

「おはよう。どうしたの?でも、似合ってるよ」



見慣れないけど、よく似合っている。





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