キラキラ〜不良な君に恋してる〜



偏見を持っていた自分が恥ずかしくなった。
だって、梨奈ちゃんたちはまっすぐ私と話そうとしてくれてたんだもん。



「でもさ、学年一の秀才とバカなあたしらがさ、こんな風に話してるのって、いまだに可笑しいよね」

「まじまじ!俺、せんこーに言われるもん。爪の垢煎じて飲ませてもらえって」




先生たちも、最近少し授業に出たり勉強をしている姿を見て、葵くんたちに対する態度も少しずつ変わってきているみたい。
頑張りを、ちゃんと認めてくれてるみたいで、嬉しい。




「怒鳴ってくるばっかだった先公がさ、たまに褒めてくれんの。ウケるよね」

「なんか、鳥肌立つんだよな」

「でも、なんか嬉しいの」





梨奈ちゃんも、洸くんも、先生たちのその態度が嬉しくも恥ずかしいようだ。
それもそうかもしれない。
いつも怒鳴られてばかりで、褒められ慣れていなければ、気恥ずかしいものだ。





「プレゼント交換しようぜ!」





洸くんがそう言ってプレゼントを取り出した。






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