キラキラ〜不良な君に恋してる〜



毎朝学校に行く前に立ち寄るコンビニ。
ちょこちゃんたちと絡むようになってから、朝からちゃんと学校に行くようになった。
なんとなく、だけど。
でも、朝はちょー眠い。
だから、コーヒー牛乳を買って飲む。
これ、日常。




「おっさんか」




そんな自分に自分で突っ込みを入れながら片手を腰に当てストローでグビグビ勢いよく吸い込んでいた。
いかに早く飲みきるか、なんて馬鹿げたゲームを自分の中でしながら。





「ぷっ、豪快だね」




ふと、そんな声が降ってきた。
そう、本当に降ってきたんだ。


ストローを吸うのをやめ、その声の方を見上げる。
155㎝のあたしよりはるか上にある頭。

はるか上、は言い過ぎた。
でも、なかなか背の高い男の人だ。



「ごめん、ごめん、つい…」




その失礼な男はなおも笑いながら私を見ていた。




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