キラキラ〜不良な君に恋してる〜
「ご、ごめん…。わかるわけ、ないか…」
「いや、ごめん。まったく予想してなかったし、朝でボーッとしてたから」
「……へ、変?」
洋介は笑顔に変わり、私をまじまじと見る。
超恥ずかしいんですけど。
「変じゃない、かわいい」
「ばっかじゃないの!」
可愛いとか、アホかこいつ。
って、そうじゃなくて…。
「あのさ、…あんたに言いたいことがあって」
「うん?なに?」
「…あたし、洋介の事好きになった。…い、以上。それだけ!バイバイ!」
なんとも、へたくそな告白。
だって、告白なんてしたことがない。
言ってしまったら逃げ出したくなって、そのまま踵を返す。
逃げてしまおうと駆け出そうとしたあたしの腕を洋介は掴んだ。
「待って!」
「は、放せ!もう、用は終わったから!」
「俺は終わってない!言い逃げとか、ずるいだろ!」
その通りだ。
ずるい。
でも、ずるくてもいい。
だって、結果はわかってる。