キラキラ〜不良な君に恋してる〜
シャワーから出て、用意してくれていたタオルを使い、ドライヤーを借りて髪を乾かす。
うん、スッキリ、してしまった。
ある程度乾いたところであまり占領するのも申し訳なくてタオルを畳んで洗濯かごの中へ。
洗ってもらうのは申し訳ないけれど、持って帰るのもそれはそれでおかしい気がしてここは甘えることにした。
考えたところで、藤堂くんは気にしないだろう。
細かい事を気にする人ではなさそうだし。
「あの、ありがとうございました」
「ああ、じゃあ俺入ってくるから、適当に座ってて」
え、えと、あの、私もうおいとま…できるわけないですよね…。
一刻も早くこの空間から逃げ出したいのに。
藤堂くんは全く気にも留めてはいないようだけれど。
こういう状況、慣れているんだろうか。
この部屋には何人の女の人が来たんだろう。
噂の通り日替わり…とか…?
ううん、やっぱりわからない世界だ。