しろっぷ

「ごゆっくりどうぞ〜」

　出た司君スマイル〜〜〜！！！！！
　もう可愛すぎるんだけど！！！！！

　ゆかりが勝手に命名したそれを心の中で叫び、ゆかりの胸いっぱい。
　が、ゆかりのお腹はすでに空っぽで、がっついたりしないようにゆっくり食べた。
　それからすぐにパスタを食べ終え、コーヒーをチビチビと飲みながら、少しでも司と同じ空間にいようとしたゆかり。
　けれど、店は司目当てのお客が店の外におり、コーヒーの中身をなくなっていた。
　さすがのゆかりも、メニューを下手に頼んで悪い印象を司に与えてしまうと考え、店を出ようとレジへ向かうとまた司が対応を。
「お会計900円です」
「・・・1000円からお願いします」
「1000円入ります。・・・100円のおつりです。あと、良かったらこれを」
　そう言ってレジの横にあるクーポンと一緒におつりを手渡され、肌と肌が触れ合った。