しろっぷ
社長から自分のデスクに戻る道中、ゆかりはすごい不機嫌な顔をし、それが態度にも現れている。
「せ、先輩?」
「・・・・・」
「橘先輩!!」
「うるさい!早く仕事に戻りなさい!!」
貴人のいる社長室まで聞こえそうなほど大きな声を出したゆかりに、正志はアタフタしている。
「な、何を怒っているんですか?」
「全然怒ってないんだけど?」
そう言い放ったゆかりだったが、その声のトーンに優しさなど当然なく、正志は思わず萎縮。
「そ、そうですか・・・。そうだ、さっき社長がプロジェクトがどうとか言ってましたけど・・・」
「真紀に聞けば?」
「早川先輩に?」
「そう、わかった?」
「は、はぁ・・・」
「ほらさっさと歩く。まだ仕事終わってないんでしょう?」
「は、はい。あ、よかったら今日一緒に何処か行きませんか?今日給料日だし」
「パス。今日こそつーちゃんとはあのチケットを使って・・・」
「せ、先輩?」
「・・・・・」
「橘先輩!!」
「うるさい!早く仕事に戻りなさい!!」
貴人のいる社長室まで聞こえそうなほど大きな声を出したゆかりに、正志はアタフタしている。
「な、何を怒っているんですか?」
「全然怒ってないんだけど?」
そう言い放ったゆかりだったが、その声のトーンに優しさなど当然なく、正志は思わず萎縮。
「そ、そうですか・・・。そうだ、さっき社長がプロジェクトがどうとか言ってましたけど・・・」
「真紀に聞けば?」
「早川先輩に?」
「そう、わかった?」
「は、はぁ・・・」
「ほらさっさと歩く。まだ仕事終わってないんでしょう?」
「は、はい。あ、よかったら今日一緒に何処か行きませんか?今日給料日だし」
「パス。今日こそつーちゃんとはあのチケットを使って・・・」