時空(とき)の彼方で
「わかります」
「だけど、僕には32歳になった理沙がいる。彼女は僕を愛してくれています」
「ええ。その事実は変わりません」
「近いうちに、プロポーズしたいと思っています」
「そうですか」
「これからも、小川さんの活躍をお祈りしています。理沙に気を掛けて頂き、ありがとうございました」
「こちらこそありがとうございます。おふたりの幸せを、心から祝福致します」
 
 2人は握手を交わすと、それぞれの場所に戻って行った。
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