歩道橋で会おうね。
「聞きました。
全て、ハルキの担任から。
…これは、自業自得だと思っています」
銀の担任…あーちゃんとアユの担任だ。
「高岡碧愛ちゃんは、アユちゃんの親友なんですね。
ごめんなさい、ハルキが…ハルキが……」
お姉さんは深々と頭を下げた。
「お姉さんが謝ること、ないですよ」
「…アユちゃん」
気まずそうにお姉さんは切り出す。
「ハルキに、会いに行ってくれませんか?
お兄さんである、歩生くんも」
「「ええ!」」
元々行こうと思っていたし。
荷物をまとめた俺らは、羽菜さんと一緒に、銀がいる病室へ行った。
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水川遥希
みずかわはるき
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そう書かれた病室の扉を羽菜さんが開けようとする。
「羽菜」
羽菜さんは扉から手を離した。