歩道橋で会おうね。
孤独な空
☆アオside☆
「今のが、俺らの知る…真実」
言いきったアックンは、珍しく無表情。
いつもヘラヘラしているのに。
アユは俯いたまま泣いている。
横にいる、ハルキくんを見る。
ハルキくんも私を見た。
「…」
「…」
私とハルキくんの間に、沈黙が走った。
「…すいません。
僕、今日はもう帰ります」
パッと私から視線を外したハルキくんは、鞄を掛け直すと、スタスタ公園を出て行ってしまった。
「…ッ!」
声を出すため口を開けたものの、声は案の定出ない。