歩道橋で会おうね。
「…なんかムカつく奴だな」
「それ、あたしも思う」
私は苦笑した。
「ちなみに俺はお前らのこと、よ~く知っているぜ。
だって俺は、吾妻颯天の双子の兄だしな」
吾妻颯天くんのことは知っていたのか、アユもアックンも驚いた表情を浮かべた。
「颯天の兄貴…?」
「嘘…」
何で颯天くんは覚えているの?
「高岡、お前は知らないだろうから教えてやる」
吾妻くんが冷たい声で言う。
「俺の弟、颯天には親友がいたんだ。
その親友が、銀遥希なんだ」
ハルキくんが…颯天くんの親友!?
嘘…まさかの接点アリ!?