歩道橋で会おうね。
そして数日後。
私の両親が亡くなった。
事故だった。
お葬式を終え、学校へ通うと。
机がなくなっていた。
廊下に投げ出されていた。
教室へ持ち込むと、シロガネの声が聞こえた。
「あれ?
高岡さん死んでなかったんだぁー」
「つまんねーなー」
シロガネやオノの台詞に、皆が笑った。
「別に高岡さんを待つ友達なんていないんだからさぁ。
死んだって誰も哀しまないよー」
「シロガネお前良いこと言うなー」
笑い声は大きくなる。
私はしゃがみ込んだ。
「あ、もしかして泣いてるー?」
「困るんだけどなー泣かれると」
「オノの言う通りだよ。
床が汚くなるから、泣くなよ」
シロガネは私に近づき、私の背中を蹴飛ばした。
私は床に顎をぶつけ、頭がバケツに当たった。
中に入っていた水が溢れだす。