The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
思い出溢れるこの町で

Scene.1

最近よく夢を見るんだ。


そう、どれも同じような夢……――――――




―――「いい名前だね。」




私の名を褒めてくれるあの人。


この声の主は、一体誰なんだろう……?




―――「じゅんくん!」




夢の中の私は、彼の事をこう呼んでいた。




―――これは正夢なのだろうか……?




もしそうじゃないのだとしても、毎回このシーンだけがとても印象に残る。


そして目覚めても、私は必ずこの名前を覚えていた。
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