The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「今はフリーターで両親の世話になってるからな。

そろそろ本気で仕事を捜さないと。

……なぁ、都那の職場で社員の募集してないの?」




先に話題を変えたのは俊哉だった。




パスタが口に入った状態の私は、まだモグモグしたまま返答できずにいた。


一先ず頭を振って回答する。


口の中で咀嚼していたものをようやく飲み込み、私は俊哉に質問の答えを口頭で返した。




「うちの会社、中途採用の社員募集は滅多にしないんだよね。

むしろ、どんどん削れる所は削ってるみたいだし。」
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