The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「おじさん、今日こいつの誕生日なんだ!

この雲丹3つ買うから、特別に1つおまけしてよ。」




「ほう、今日が誕生日なのかい?

じゃあクリスマスと誕生日のプレゼントって事で、4つ買ってくれたら2つおまけするよ。」




「本当に!?

おじさん、ありがとう!」




私と俊哉は店員のおじさんに丁重にお礼をし、サービスたっぷりの雲丹を受け取って余市の市場を後にした。




俊哉は発泡スチロールの箱と、細長い箱に入った荷物を抱えている。


きっとこれらが、アヤの注文品なのだろう。
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