The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「もう夕方かぁ。

このまま直接Ni-naに向かってもいいか?」




「うん。いいよ!」




「じゃあ、アヤに連絡しておく。

今日は俺が運転するから、お前はパーティーをめいっぱい楽しめ!

主役なんだから。」




「ありがとう。

じゃ、お言葉に甘えてそうさせてもらう!」




俊哉の運転する車は国道5号線を南下していく。


ふと窓の外を見ると、空と日本海との間にわずかな夕焼けの跡が残っていた。




この景色は、小さい頃よく見た景色とよく似ている。


あの時は車の窓からじやなく、おじいちゃんと一緒に乗った鈍行列車の車窓からだったけど……――――――
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