The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「じゃあ、改めて都那の三十路に乾杯!」




3人でグラスを合わせ、芳醇なナイアガラ・スパークリングを堪能する。


甘さの中にある適度な酸味と、キラキラと液体の中を上ってくる炭酸の刺激が心地いい。




グラスの中身はあっという間に空になってしまった。




「気に入ったか?

遠慮しないで沢山飲みなよ。」




アヤは私のグラスに再びワインを注ぐ。




「美味しい!

でも、飲みすぎないように気を付けなきゃ……。」




「気にするな。

帰りは俊哉に責任持って送らせるから。」




私は嬉しくなり、アヤが注ぎ足してくれたワインを続けて堪能した。
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