The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
普段あまりお酒を飲まない私が、こんなにハイペースでワインを飲んでいる。


だけど、酔っ払って俊哉やアヤに迷惑掛けたりしないだろうか……?




そんな懸念が少しだけあった。


しかし、私はこの場の楽しい雰囲気にすっかり飲み込まれ、次々と美味しいワインを口に注いだ。




酔っ払っても大丈夫。


きっと、俊哉がちゃんと護ってくれるから……――――――




酔いが回り虚ろな記憶の中、どういう訳か、私は妙な安心感を抱いていた。
< 142 / 376 >

この作品をシェア

pagetop