The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
―――「庭から出て来いよ。一緒に遊ぼう!」




頭を振る私。


あの頃の私は幼くて、まだ男の子に対して人見知りをしていたから……。




―――「じゃあ、俺ら公園に行くよ。またね!」




自転車に跨がり、私の傍から離れていく男の子たち。


そんな彼らの後ろ姿を見送りながら、私は小さくこう呟いていた。




―――「じゅんくん、今日も会えた……。」
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