The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
私の記憶が確かなものならば、俊哉は私やアヤと一緒に余市で買ったワインを飲んでいた。


……という事は、俊哉はアルコールが抜けるまで車を運転できないはずだ。




では、ここは一体どこなのだろう……?




部屋の中央にはクイーンサイズの大きなベッド。


枕元には、空調や照明、BGM等を調整する沢山のボタンが並んでいる。




私にとって、そんなに馴染のある場所じゃない。


だけど大人の常識として、私はこの場所が何をするための場所なのかという事をちゃんと知っていた。




やっぱり、昨夜……――――――
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