The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
そそくさと服を着て、脱衣所で視線を伏せてくれている俊哉に声を掛ける。




「もういいよ。」




声を掛けると、脱衣所の壁から俊哉の顔が現れた。




私の全身を流し見て、昨夜Ni-naを出た時の姿に戻った事を確かめて溜め息を吐く。


きっと俊哉も、酔っ払った私と寝た事を後悔しているのだろう。




「さ……、さっさと出ようぜ?」




促されるまま部屋の外へと出た私。


部屋の出入口付近には、この施設特有の自動会計システムが取り付けられている。
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