The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
ずっと俊哉の事を考えていたからだろうか。
現実では会えないけれど、夢の中では彼が傍にいてくれた。
屈託なく笑う顔。
きっとその表情が、いつも私に安心感を齎していたんだ。
だけど夢の中の彼は、いつものように子どものまま。
今私が会いたいのは小さな俊哉じゃなく、タバコの似合う大人になった彼のはず……――――――
―――「都那、おいでよ!」
差し伸べられた手が温かい事を知っているはずなのに。
私は恐がり、なかなかその手を取ろうとしない。
現実では会えないけれど、夢の中では彼が傍にいてくれた。
屈託なく笑う顔。
きっとその表情が、いつも私に安心感を齎していたんだ。
だけど夢の中の彼は、いつものように子どものまま。
今私が会いたいのは小さな俊哉じゃなく、タバコの似合う大人になった彼のはず……――――――
―――「都那、おいでよ!」
差し伸べられた手が温かい事を知っているはずなのに。
私は恐がり、なかなかその手を取ろうとしない。