The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
本当は一緒に遊びたかった。


だけど私は、素直に彼の元へ行く事ができなくて……。




―――「大丈夫、恐くないよ……?」




きっと彼は悪い人じゃない。


だけど、やっぱり私は……。




―――「おいでよ!ちゃんと僕が……――――――」




えっと、この言葉の続きは……?




―――『ガタンッ、ゴォォッ……!!』




耳に入って来たのは吹雪によるノイズ。


大きなその音と同時に、私は夢の世界から現実へと引き戻された。
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