The second partner ～夢と英雄と雪解けの記憶～

―――嫌だ、まだこの町に留まっていたい……!!




私も自然が大好きだ。


この町に溢れる木々や花々、そして毎日眺めている美しい山たちは、きっと傷付いた私の心を癒してくれるはず。




逃げ腰になり弱りかけていた。


その事に気付いて、１人おもむろに頭を振る。




これからもこの町で暮らしていこう。




一人ぼっちになったけど大丈夫。


きっと、小さい頃からの思い出が私を暖めてくれるから……――――――