The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
やっぱりアヤはプロのスノーボーダーだ。


たまたま見かけた沙耶香と海晴の様子を見て、状況や技量まですぐに判断できるのだから。




「そういや、都那。

お前、今夜何か予定あんの?」




唐突に話し掛けられ、咄嗟の言い訳が思い付かなかった。


本当はほとぼりが冷めるまで避けていたかったけど、思わず正直にありのままの状況を話してしまう。




「えっ?特にないけど……?」




正直に今夜の予定を告げた私。


アヤは嬉しそうに笑い、強引な物言いで私を自分のペースに誘い込もうとする。
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