The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
いくら親友と言えど、俊哉もあの日の事をアヤに話したりはしていないだろう。


私が返答に困っていると、アヤは何食わぬ顔で沙耶香にも話し掛けていた。




「良かったら皆さんもどうぞ。

店が山田なので、もし近くにお泊りであれば。」




憧れの“豊川選手”から誘いを受け、沙耶香は目を輝かせて喜んでいる。


もちろん、彼女の返答は即決で「OK」だ。




「ええ、是非家族で行かせていただきます!

ねっ、都那?」




「ちょっと……、マジ?」
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