The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
アヤの言う通りだ。


表沙汰になってしまえば、きっとミックはこの地域にいられなくなってしまう。


未遂で済んだ事とは言え、彼のしようとした事は絶対に許される事ではないのだから。




「あいつはもう出禁にするよ。

つまみ出してくるわ。」




カウンターを離れてミックに近付き、今すぐ店から出るよう耳打ちしたアヤ。


ミックも自分のした事の結果を理解しているらしく、気まずそうな表情を浮かべながら静かに店の外へと出て行った。
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