The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「え……、覚えてない。」




記憶にあるはずがない。


あの日の私は、俊哉がラブホテルに入ってきた事さえ覚えていないのだから。




「困ったのはそれからだよ。

お前、服が濡れて気持ち悪いって言いながら、いきなり俺の前で脱ぎだしたんだぞ?」




「えーーーーっ!!!!」




恥ずかしすぎて顔から火が出そう。


俊哉の話が本当なら、あの時私は、自ら全裸になってしまったという事になる。
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