The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「ったく……。

もうチビだったあの頃とは違うんだから!」




「あぁ~……、マジでごめん!!」




「まぁ、無事だったから良かったけどさ。

さすがにあの状態で理性を保てっていう方が拷問だよ……。」




少し顔を引き攣らせてはいたが、ようやく俊哉の顔に笑顔が戻った。


やっぱり俊哉の笑顔は、私の心に安心感を齎してくれる。




「そんなにひどかった?私……?」




痴態を晒し、きっと俊哉は幻滅しただろう。


不安気に尋ねると、彼は思い出し笑いをしながらあの時の状況を事細かく話してくれた。
< 216 / 376 >

この作品をシェア

pagetop