The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「アヤはどうだった?」




私と俊哉は1人自分のくじをを眺めていたアヤに近付き、彼が手にしていたおみくじを背後から覗き込んだ。




「わっ!凶かよ……。」




「凶って、大吉引くより難しいんでしょ?

……ある意味すごいよね。」




たかがおみくじ。


だけど、今の私たちの表情はとても真剣だ。




“凶”を引いてしまったアヤが、苦笑いしながらおみくじの札に書かれた一文を指差す。
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