The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「しかし、不思議だな。
これだけ印象に残っている出来事なのに、それに関わる重要な人物の事を思い出せないなんて。」
「でしょ?
私を取り巻く人間関係の中で“じゅん”っていう名前の人は誰もいないの。
だけど私は、いつも彼の事を遠くから見つめていたんだ。
その事だけは、今でもはっきり覚えてる。」
夢と現実が混同してしまっているのだろうか。
だけどあのシーンだけはいつもリアルに表現されていて、現実に自分の目で見た時と同じように、私の感情も激しく動かされる。
しかし、彼は私に一度も顔を見せてはくれない。
少し甲高い声だけが、いつも現実の記憶に刻まれている。
これだけ印象に残っている出来事なのに、それに関わる重要な人物の事を思い出せないなんて。」
「でしょ?
私を取り巻く人間関係の中で“じゅん”っていう名前の人は誰もいないの。
だけど私は、いつも彼の事を遠くから見つめていたんだ。
その事だけは、今でもはっきり覚えてる。」
夢と現実が混同してしまっているのだろうか。
だけどあのシーンだけはいつもリアルに表現されていて、現実に自分の目で見た時と同じように、私の感情も激しく動かされる。
しかし、彼は私に一度も顔を見せてはくれない。
少し甲高い声だけが、いつも現実の記憶に刻まれている。