The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「もしかして、彼が都那の初恋……?」




「えっ……!?う~ん……。」




「だって、特別な男の子だったんだろ?

彼はさ。」




まだ幼すぎて、あの頃の気持ちは正直曖昧なものでしかない。




“じゅんくん”という名前しか知らない彼の事を、私はいつも遠くで見ているだけだった。


だけど、いつもおじいちゃんの庭に出て遊んでいたのは、遠くで他の男の子たちと遊ぶ彼の姿を見たかったからなのかもしれない。
< 248 / 376 >

この作品をシェア

pagetop